総IgE10万超えからの回復~rifuruのアトピー戦記

総アレルギー値(IgE)10万超えの地獄を味わった、りふるのアトピーブログです。

脱保湿とは逆の道?湿潤療法の効果とは

こんにちは、以前脱ステ脱保湿をし、

 Ige10万越えの地獄を味わった、

 りふると申します。

 

動けない状態から、

私の回復のきっかけを作ってくれた

 湿潤療法についてお話します。

 

湿潤療法とは?通常の治療との違い

湿潤療法とは簡単に言えば、

キズパワーパットです。

 

キズは消毒して、乾かして、かさぶたを作って治す

という考え方(ドライヒーリング)に対して、

体からでる浸出液を乾燥させず、

かさぶたを作らないで治す治療法(モイストヒーティング)になります。

 

浸出液には治す力があり、

最大限活かすには傷口を乾燥させないことが大切と考えられています。

 

脱保湿とはまったく逆の道を行く治療法になります。

もし、脱保湿で限界を感じていましたら、

この続きも読んでみてください。

アトピー性皮膚炎における湿潤療法のメリット

かさぶたを作らないので、

何度も体から皮膚が剥がれ落ちることもなく、

早く、きれいに治ります。

 

浸出液も閉じ込めるので、

あちこちの掃除の手間が減ります。

 

精神的にもらくです。また、空気に触れないので、

痛みもほとんど感じません。

アトピー性皮膚炎における湿潤療法のデメリット

火傷や、擦り傷と違って、

アトピー性皮膚炎なので、

痒さが止まるわけではないです。

 

柔らかくなった肌を掻いてしまうと

深く傷ついてしまします。

 

また、アトピー性皮膚炎の患者は、

患部が広範囲に及ぶため、

市販のものでは対応しきれない。

 

湿潤療法を取り入れている皮膚科はほとんどないのが現状で、

医師の指導の下治療を受けるのが難しい点です。

湿潤療法を家で手軽にするには?

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おススメはしませんが、

誰の家にでもある、

ラップで対応することは可能です。

 

できるなら、医師の指導の下か、

湿潤療法を取り入れている病院が望ましいのですが、

ほとんどないのが現状です。

もし範囲が狭いのであれば、

まずはキズパワーパットで試してみるのもいいかと思います。

 

キズパワーパットはバイ菌や水の侵入を防ぐ

ポリウレタンフィルムなどを使用しているので、

そちらの方が安全に試すことができるかと思います。

 

また、自分に合っているのか試すにも、

一度小さい範囲で確認する方が良いかと思います。 

 

広範囲すぎて、できない方。どうしても広範囲に試したい方。

一応ラップを患部に巻くことで、

湿潤療法をすることはできます。

 

私はやりましたが、

感染症のリスクも少なからずあるので、

おススメはしません。

 

どうしても痛くてたまらない方は、

以前書いたブログの中の【湿潤療法で動けるようになる】

を参考にした上で判断していただきたいと思います。

総IgE10万超えの世界②地獄から完治に至るまで - 総IgE10万超えからの回復~rifuruのアトピー戦記

湿潤療法を終えての個人的な感想

私は以前、傷が広範囲に及び、痛くてまったく動けず、

ラップによる湿潤療法のおかげで動くことができるようになり、

社会復帰の一歩を踏み出すことができました。

なので、

湿潤療法をやってよかったと思っています。

 

ただ、やっぱり誰にでも効くかは不明で、

私もラップを取ればすぐ元の状態に戻ってしまう為、

なかなかラップ療法から抜け出すことができませんでした。

 

湿潤療法も他の薬と同じで、対処療法に過ぎないのです。

 

ただ、痛みがものすごく軽減したこと、

治りが早かったことは確かです。

そして何より、

落屑がなくなったのが、精神的に安定しました。

 

先が見えなくて、

何も考えられないくらいなら、

一度試してみる価値はあるのかな?

と個人的には思います。

私が感じた湿潤療法の注意点

ラップ療法による私の失敗点などから学んだことです。

 

アトピー性皮膚炎患者の方への注意点です。

まずはしっかりと患部をきれいにあらってください。

そのまま湿潤療法をしてしまうと、

異常に痒くなります。

菌も繁殖しやすくなっているからだと思います。

 

時間があまり経っていなくても痒さを感じたら、

また患部をきれいに洗って、再度

取り替えるようにしてください。

 

常に清潔にすることがとても大事です。

 

取り替えるときだけは、

本当に痒いのを我慢することです。

 

肌が柔らかくなっているので、

簡単に傷ついてしまいます。

 

しっかりと丈夫な肌ができるまでは細心の注意が必要です。

ラップ療法をするのに便利なもの

私はこれがあったからできたというものを紹介します。

 

 ラップ療法以外でも本当に役に立つので、

持っておいた方がいいものです。

 

1.コラージュフルフル

脱ステ後の肌にも染みないくらい

低刺激なのに

菌やカビの殺菌力がすごいんです。

 

今では皮膚科においていることも多い商品です。

もしかしたら、

皮膚科によってはサンプルがもらえるかもしれません。

 

泡でやさしく殺菌することができるので

おすすめです!!

 

私はこちら商品でもしみませんでしたが、

ピンクのコラージュフルフルは

デリケートゾーンにも使えるほど、

低刺激になっていますので、

心配な方はそちらが良いかと思います。

 

 2.チュビファースト

ラップ療法に限らず本気でおススメです!

ラップの上から使っていました。

 

アトピー用の筒状の包帯になります。

緑・青・黄色が筒状の大きさが違う包帯が

3種類あり、

部位によって使い分けます。

緑だと腕、青は足、黄色はお腹など、

人にもよりますが、そんな感じです。

 

10メートルととても長いので、

自分で適切な長さに切ります。

 

包帯として、

モクタール治療の時にも大活躍しました!

 

何にでも使えるので、

持っておくことをおススメします。

 

洗濯もできますよ!

私は手洗いしていました。

ボロボロになったら、変えるのでとても経済的です。

 

※重要!本来の使い方
イギリスで開発されたものです。
 
外用薬や保湿クリームを塗った部分に、
温水に浸して湿らせた
チュビファーストを巻きます。
 
その上に乾いたチュビファーストを2重に巻くことで
外用薬や保湿クリームの経皮吸収をサポートします。
 
また、内側の湿ったチュビファーストから
揮発する水分は肌に冷涼感を与え、
痒みを抑えます。
 
これも湿潤療法になるので、
本来の使い方から試してみてもいいかもしれませんね。
 
本来の使い方は、
重症アトピー患者の方は乾くと皮膚とくっ付いちゃって、
脱ぐのが大変になるので要注意です。

まとめ

いかがでしたか?

脱ステ脱保湿の辛さは私も知っています。

もし挫けてしまいそうなら、

他にも治療法があることを

頭の片隅に置いていただけたらと思います。

 

対処療法にはなりますが、

私は痛みからの解放で本当に救われたので。

 

社会復帰する気力も、

原因を探す気力も生まれました。

 

選択肢が増えるのはいいことなので、

病院による湿潤療法という治療の選択肢も広がるといいのですが・・・。

 

また、火傷や切り傷なら、

湿潤療法は本当に痛くないので辛さを軽減できます。

おすすめです。

その際はラップ以外でお願いします。

 

 アトピー性皮膚炎で悩んでいるたくさんの方が、
少しでも早く自分にあった治療法が見つかることを祈っております。
 
また誰かには効くかもしれない
情報を書いて行きたいと思います。
 
次回もよろしくお願いします。